ヘルメットの規格について
こんにちは。
今日のテーマはこれ
バイク用ヘルメットに貼ってある
PSC/SG ステッカーですが、
これはヘルメットがどんな規格に基づいて製造されたかを表している、
というのは大体ご存知かと思います。
今回はそれを少しだけ掘り下げてみます。
PSCとSGはそれぞれ別物なんですが、
まずPSCから
PSCは「Product Safety of Consumer Products」(消費生活用製品の安全)
の略で
消費生活用製品安全法という国が定める法律に基づいた規格です。
ちゃんとしていないと危ない物を指定し基準を設けるという事ですね
○にPSCと書かれていますが
◇にPSCというのもあって意味が違います。
○にPSC 特定製品 メーカー内で検査し国に届け出る。
◇にPSC 特別特定製品 第三者の検査が必要。
バイク用ヘルメットは特定製品なので○にPSCのマークがついているんですね。
他には圧力鍋や登山用ロープにも同じマークがついています。
で、大事なところなんですが
「特定製品の製造又は輸入、及び販売の事業を行う者は、PSCマークが付されているものでなければ、特定製品を販売し、又は販売の目的で陳列してはならない」とされています。
消費生活用製品安全法・第4条
詳しくはこちら
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/seihin_anzen/index_shoanho.html
経産省関東経済産業局のサイト
続いてSG。
SGはSafe Goods(安全な製品)の略で、
一般財団法人「製品安全協会」が定めた基準を満たした製品につけられるものです。
このマークが付けられた製品に何か問題があって人身事故が起こった場合、
一定の金額を賠償してくれる、という制度です。
ちなみに保障期間は購入から3年で、
金額は最高1億円です。
https://www.sg-mark.org/aboutsgmark
製品安全協会のサイト
乗車用ヘルメットの基準
※色々複雑なことが書いてあります。ヒマな向学心に富んだ方はどうぞ(笑)
排気量無制限の規格と
125㏄以下用の規格があります。
SGはPSCとは違って任意の制度となっています。
というわけでPSCとSGについて超ざっくり解説しました。
なんか固い話になってしまいましたが(+_+)
どちらもちゃんとしたヘルメットですよ~
という証明書なんですね。
ヘルメットの規格としては他に
JIS規格、SNELL規格、MFJ公認など色々あります。
ここで紹介しているとめちゃめちゃ長くなりますので、
興味のある方は調べてみてくださいね。